ここまで見た目にダマされてはイケないバイブをワタシは見た事がありません。スイング機能こそ無いものの、正直筆者バイブランキングのイカせ具合ではかなり上位のバイブ「キャスパー」。
キャスパーはあの名作R-1シリーズを開発したアダルトグッズメーカーRENDSさんの商品。とくれば、その奥に潜む開発技術や至極のエロ発想のもと製作されたバイブであることは容易に想像がつきます。
このキャスパーシリーズも、まさに1995年に公開された映画「キャスパー」の可愛い幽霊からインスパイアされたであろう、キュートなデザインの中に快感要素がギッシリ詰まっています。
しかし、その可愛いルックスに誘われるまま安易に手にしてしまう女性の多いコト・・・そこで、改めてキャスパバイブ、後継のキャスパーキューティー、そしてキャスパーワーミーをしっかりチェックしてバイブ女子の皆様、そしてこのバイブで「ウヒヒ♥」を企んでいるメンズの皆様にキャスパーの真実を知っていただければと思い、私感的に見てみたいと思います!
キャスパバイブ
まずは本家ですね。2013年の発売が随分前に感じられますが、今でも色あせない、まん丸のヘッドと可愛い手のようなクリバイブのデザインは素晴らしいです。
ターゲットはズバリ中イキで、膣内刺激を極めるために繰り返されたデザイン開発の結果として、攻撃力の高い理にかなったシルエットと機能になっています。
※動画のご提供は通販大魔王様です。
外観
大きいサイズのまん丸いヘッドと、2本の短い手のようなクリバイブという一見シンプルにも見える、というか実際シンプルなんですが、他のスイング系や振動系のバイブはルックスは「おっスゴそうだな」と思っても、最も欲しい性感ポイントから軌道がズレてしまったりで、どうしてもムダな部分があったりするワケです。
その性感ポイントをしっかり捉える為に設計されたのが、この特徴的なヘッドの形と太さなんですね。
ただし、直径4.7cmのヘッドはかなり穴を選びます。バイブ慣れしていない女子が実物を見ただけで「ムリっすわ」って思うでしょう。他のバイブのような細長の直径4.7cmとは違う、ボールのような形の4.7cmでは意味が違うんですよね。
ボディの素材は肌触りの定評があるシリコン製で、サイズはヘッドが外周14.8cm(直径約4.7cm)、2本のクリバイブ部分が長さ4cmで直径2cm、挿入長は約8.5cmとなっています。ヘッドとクリバイブの中間のクビレ部分はフレキシブルに曲げる事ができ、動きに合わせて追随してくれます。
やっぱりこのヘッドは挿入するのに苦労しますが、一旦入ってしまえばしめたもので、まるでヘビが卵を丸呑みしたかのようにズッポシはまり、膣内をミッチリミチミチ満たすような圧迫感と、ネックが細目になっているのでフィット感もあり、手を放しても、そう簡単には抜けない形状はオルガスタっぽいですが、挿れ心地は別次元です。
そして正しく挿入することができれば、2つのクリバイブが自然とジャストな位置に当たり、ちょうど下腹部を膣の内側と外側から挟み込むようなセッティングになり、まるでロックされたような感覚になります。
バイブレーション
キャスパバイブは振動機能のみの動作となり、3箇所にモーターを内蔵しています。ヘッド、クリバイブ両側に設置されており、ヘッドとクリバイブ単位でそれぞれ個別にコントロールでき、振動パターンはどちらも弱→中→強→強スキップの4種類になっています。
ターゲットとしてはGスポとクリになり、まん丸ヘッドで圧迫されたところにくるバイブレーションはかなりの高刺激。さらにクリバイブは左右から挟み込むようなポジションになり、クリイキ派でもきっと満足出来るでしょう。
お勧めしたい動作として、上記画像の3番目のように、たっぷりとローションでビチョビチョにして適度な愛撫の後、下からすくい上げるようにゆっくりと挿入し、小刻みにクイックイッと手前に引っ張るようなイメージで動かすとイカせるオトコイケてるオトコになれます。
電源は単三電池×2本でグリップ部前面のカバーを開いて、+と-が逆になるように底部から互い違いにセットしてください。
膣内を圧迫されながらクリにはW振動という、文字にしてしまえばシンプルなバイブレーションですが、Gスポットが圧迫されつつ擦られる感覚は、見た目と違ってかなりハードです!
キャスパーキューティー
その、あまりにも強烈な膣中へのフィット感が快感を通り越して「痛い」と感じる女性の意見から生まれたのが、このキャスパーキューティーです。
ターゲットとなる中イキの為の快感性能をキープしながらも、スリム化されたヘッドは多くの女性にフィットするようにサイズやデザインも見直されたモデルとなっています。
※動画のご提供は通販大魔王様です。
外観
キャスパバイブのまん丸いヘッドから、ちょっと楕円型になり、それに伴いクリバイブの2本の手との感覚が狭くなったことで、カラダが小さい女性でもしっかりと密着する設計はさすがです。単純に小さくするだけでは、キャスパーらしい快感性能を失ってしまうので、そういった安易さは微塵も無く、しっかりと設計したな、という感想を持ちました。
モニタリングを繰り返し、何度も試作を繰り返した結果生まれたのがこのフォルムなワケで、「痛くて挿れることさえできなかった」という女性に試してもらったところ、本来の快感性能通り、膣内をミッチリと満たしつつGスポットを圧迫するヘッドや、クリトリスを挟みこむように刺激する2本手のクリバイブも、そしてヴァギナの内外が振動するバイブレーションと、すべてが効率的に作用する三位一体の攻撃は、Gスポから、奥にあるポルチオエリアにまで快感を伝導してくれるようです。
ボディの素材は同じく肌触り最高の品質の良いシリコン製で、カラーがピンクから鮮やかなブルーに変更になり、サイズはヘッドが外周11.5cm(直径約3.6cm)、2本のクリバイブ部分が長さ6cmで直径1.9cm、挿入長は約8cmと小型化されています。ヘッドとクリバイブの中間のクビレ部分もキャスパバイブ同様にフレキシブルに曲げる事ができ、ヘッドとクリバイブの隙間も最小になりながらキッチリ挟み込んで動きにもネックが追随してくれます。
膣が狭い女性や未産婦(出産経験のない女性)にもしっかりリーチするフォルムとサイズになっていますが、キャスパバイブが挿入出来る女性に取っては、キャスパーキューティーをチョイスするメリットは少ないと思います。しかし挿入出来ても身動きが取れず、キャスパバイブのところでも書いた「搔き出すようなアクションを楽しみたい」という方なら良いかもしれません。
バイブレーション
振動機能のみなのはキャスパバイブと同じで、振動モーターの配置も同じく、ヘッド、クリバイブ両側に設置されており、ヘッドとクリバイブ単位でそれぞれ個別にコントロールでき、振動パターンはどちらも弱→中→強→強スキップの4種類のローテーションタイプです。強スキップとは、感覚を開けて振動するタイプの振動で、長押しすることで一時停止が可能になっています。
それぞれの動作が独立できるので、片方だけだったり、両方の振動にしたりと好きな刺激方法を選べるのもポイントですね。振動は強目ながら、音は同程度のバイブパワーと比較すると静音な方だと思います。
挿入後の動きとしてキャパバイブのところでも触れたように、ピストンさせずにテコの原理を利用して搔き上げるような動作で膣壁を圧迫しながら、バイブレーションを直接当てたり離したりという動作が効果的だと思います。サイズが小さくなってもハードな攻めのインパクトは充分あるでしょう。
電源は単三電池×2本でグリップ部前面のカバーを開いて、+と-が逆になるように底部から互い違いにセットしてください。
キャスパーワーミー
キャスパーキューティーと同時に発売されたのが、この「キャスパーワーミー」ですが、その開発コンセプトはまるっきり異なり、明確にアナル刺激を意識したバイブになっています。コントローラー部こそ共通した操作子になっていますがが、シャフト部分のデザインは細身で、その名の通りのイモムシのようなモコモコッとしたフォルムと、先端と中腹部にあるモーターが快感の秘密のようです。
※動画のご提供は通販大魔王様です。
外観
まず目を惹くのはモコモコっとしたシャフト表面のフォルム。このモコモコのミゾがアナルプレイに必須の滑りを与えてくれるローションが入り込むことで、滑らかさを保持してくれるので、粘膜へ張り付くのを防止してくれる効果や、太くなったり細くなったりの緩急をつけることで、ストロークしたときに異物感を与えてくれるので、お尻への刺激を高めてくれる役割も果たしてくれます。
そして全体的にS字の滑らかにカーブした竿部が特徴的で、あえて弾性を持たず角度調節もできない固定されたシャフトになっていることで、挿入中に変な曲がりを起こさずに、狭穴アナルでもスムーズで心地好いピストンができます。
結果的に生まれた途中にある2カ所のクビレは、ズンズンと進む挿入の小休止にもなったり、抜けずらくなるという作用ももたらしてくれます。ググッと太くなる根本までも挿入すると、アナル口を押し拡げながら指先のようにクイッとフックした先端形状が、動かす動作によって前立腺やポイントの良いところを圧迫してくれたり、ビンビン刺激してくれたりと自在に楽しむことができます。
表面の極上シリコンはシリーズで共通した素材で、グリップ部分のホワイトと挿入部のパープルのコントラストがキレイに仕上がっており、サイズは先端のヘッドが直径約3cm、中腹部が直径2.9cm、根本が直径約4.3cmという太さになっており、2箇所のクビレ部分はそれぞれ直径1.7cmとなっています。
バイブレーション
振動機能のみはキャスパーシリーズ通してのコンセプトのようで、ワーミーには、ヘッドと中腹の2箇所にローターを設置しており、弱・中・強・リズム(×3種)の計6つの振動パターンをそれぞれ装備しており、それぞれ独立して制御できるので合計6×6=36通りの振動バリエーションを楽しめ、長押しすることで一時停止が可能となっています。
電源は単三電池×2本でグリップ部前面のカバーを開いて、+と-が逆になるように底部から互い違いにセットしてください。
振動パワーは強すぎず弱すぎず、アナルへのバイブレーションとしては丁度良い範囲でしょう。というのも長時間になりがちなアナルプレイですから、挿入するバイブは激しい振動ばかりが良いわけではなく、徐々にジワっと高まってくる快感へ誘うような振動の方がアナルには合っているので、ワーミーの振動はそういう意味でも適しているといえる範囲のバイブレーションだと思います。
またボディサイズとしてはアナル初心者でも十分挿入体験ができると思いますので、焦らずローションタップリ目でゆっくり、少しずつ開発を進めることもできますし、男性の前立腺マッサージにはもちろん、アナル開発済みの女性にも有効ですのでカップルでのプレイに幅ができると思います。
だもんで
3種類のキャスパーと見てきましたが、NLSさんのレビューを見ると、本家キャスパーバイブについては、本当に商品が届いて実物を見たときや、実際に挿入する時に「経産婦の妻でも入らない」、「ローションたっぷりで何とか入った」等、挿入時にかなり苦労されているようですが、入ってしまった後の快感具合に関しては、「潮吹きまくり」とか「ムズムズと奥の方から何かがせり上がってくる感じで、そう考えているうちにイッてしまいました」等、概ね高評価が多いです。
キューティーと迷うパターンが多いと思いますが、無理せずキューティーにしても物足りないっていうことは少ないと感じますので、充分にご自分やパートナーのバイブ開発具合を考慮していただければと思います。
バイブで怪我したなんてことにならないようご注意くださいませ(^_^;)
さて、ここまで読んでいただきありがとうございました。稚拙な文章でキャスパーの魅力が伝わったとは思いませんが、購入の際の一助になればと思います!